カナエ事業協同組合は2010年に設立いたしました。

組合の名称について、初めてアポイントを取られる事業者様やお客様から「かな？こうじ、きょうどう、ん？」と言われるような、こちらから名乗らないと呼称を認知していただけない機会もございます。
「カナエ」は古代中国で使用されていた三本足の鉄窯「鼎」に由来いたします。

私たちはこの三本の足を「繋がり」「協力」「貢献」ととらえ、これらを大切にしていくことを理念としております。
また「鼎」には「三者が向かい合った形」という意味もございます。
これについて私たちは「組合を構成する事業者」「事業者で就労する従業員」「組合」と位置づけ、それぞれが良い未来へ進んでいけるように、微力ながら日々お手伝いをさせていただきたいと考えています。

「事業者で就労する従業員」には外国人技能実習生も当然ですが含まれます。
技能実習制度は創設されてからの長い年月で、幾度に渡る入管法の改正や2017年のいわゆる外国人技能実習法の施行、さらには2019年に創設された特定技能ビザへの移行など、外国人技能実習生の日本で過ごす期間や環境は大きく変わっています。

組合員たる事業者様と外国人技能実習生の関係を円滑に出来るよう、コンプライアンスに基づき、お互いに協力をして努力を続けていくことが私たちの命題ととらえております。

また、この努力により築いていく関係こそが、技能実習の大きな成果やその後の本国へ持ち帰る技術の精度、特定技能へ移行後の外国人就労者への支援の質、ひいては国際貢献にも繋がると信じて、これからも精進していく所存です。

カナエ事業協同組合　代表理事 辻 俊明